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どろろ
監督:塩田明彦
出演者:妻夫木聡、 柴咲コウ、 瑛太、 中井貴一
収録時間:138分
レンタル開始日:2007-07-13

Story
手塚治虫の傑作漫画を、妻夫木聡と柴咲コウ主演で実写映画化したアクション活劇。肉体を48の魔物に奪われた悲運の子・百鬼丸と天涯孤独の盗人・どろろが、魔物たちと壮絶な闘いを繰り広げながら戦乱の荒野を駆け抜ける。 (詳細はこちら


いつも論点になるところであるが、原作のある映画化作品にはその仕上がりの違いがどうしても優劣という軸で語られてしまう。
どれだけ登場人物のキャラクターが原作どおりだったか。どれだけストーリーが原作に忠実であったか・・等々。
見る側と作る側のズレは常にある。
それは、映像というものがあからさまに全てを説明してしまうからである。
原作で許されていた受け手側の特権である創造して楽しむ部分を根こそぎ押しつぶしてしまう可能性が往往にしてあるのである。
それだけにただ売れ筋だからとか、流行の役者を使えばとかという視点で映画化すると、恐らくならば大半の原作を知る人たちから厳しい評価しかえられないということになる。
この映画は商業映像である。そこんとこを見誤るとただの失敗作となる。

結論から言うと、自分的にはこの作品も失敗の範疇に入った。
そこそこの役者をそろえ、海外ロケをして、原作のストーリの大まかなファクターを損なうことなく仕上げられている。
手塚が原作で語ろうとしていた親子の愛、戦争の悲惨さ、憎しみとの戦い、自己実現の尊さなどという部分はきちんと描かれていたようには思う。
しかし、全編にわたり日本特有の湿度感がまったく感じられず、乾燥した明るい空気感に終始した映像は原作ファンとしては非常に残念であった。
ほんとうにそこだけである。しかし、それが全てをダメにしてしまっている様な気がしてならない。

原作は百鬼丸が親子の対立を乗り越え、まだ残る体を求めてどろろと分かれる所で終わっている。手塚が最後まで書くのを飽きて止めたとか、出版社の都合とかいろいろな噂が流布された。
若干の要素の変更は行われているが、本作も途中で同様のラストシーンを迎えていた。
望むべくならば、続編で新たなオリジナルな展開をすることで改めて完結してほしいような、そんな気持ちで一杯である。

決して面白くなかったわけではないのだ。残念なだけなのだ。






評価:
Amazonランキング: 14678位


| 邦画 SF | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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